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あねっちゃ

Author:あねっちゃ
20ン年の共働き生活を休止し,専業主婦デビュー。
潜伏4年を経て,再就職トレ開始。
ゆるゆるな日常をゆるゆると書いております。
佐藤竹善・SING LIKE TALKINGファン歴25年。
2010年にMEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)を受けました。それについてのモロモロは,旧ブログのフリーページに置いてありますので,リンクからどうぞ☆
写真はクリックで大きくなったりならなかったり。

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宮城の旅2014その4~閖上

★今日の写真はクリックで大きくなったりならなかったりです

今回の旅の目的は,野球や鉄補給だけではなく,
東日本大震災の被災地をこの目で初めて見ること,チビに見せることにもありました。
石巻,利府を後にして,最後の目的地は閖上(ゆりあげ)です。

DSC05580.jpg
生命線になったという歩道橋。すぐ近くのコンビニは閉店のまま。
少し前に名取へ出張していたツレが,現場の人から案内を受けていたので
そのときの説明を聞きながら回ることにしました。

DSC05581.jpg
閖上中学校

DSC05583.jpg
あのときのまま止まった時計。 
ここで犠牲になった生徒たちの名を刻んだ石碑に合掌して
親御さんが願いを込めてつけた その名に触れながら ただ涙。

DSC05584.jpg
なぎ倒されたガードレール,旗の掲揚ポールも大きく曲がっていて。
残っている住宅はほぼ空き家でした。

DSC05585.jpg
宅地のかさ上げ工事が始まるそうで,現場に関係者がたくさん来ていました。
完成後の高さ,5mまで上るチビ。

DSC05587.jpg
閖上の港まで来ました。

DSC05589.jpg
閖上湊神社の立つ丘の下には,大きな昔の石碑が。

DSC05590_01.jpg
お参りしたのち,丘の上から 街の跡地を眺めてみました。

DSC05592_01.jpg
なにもかも ない

DSC05594.jpg
丘を降りて

DSC05595.jpg
慰霊碑へ

DSC05596.jpg
津波の高さと同じ8・4m

DSC05597.jpg
亡くなられた方の魂が天に昇って行くような 
新しく生えた芽が天に伸びるような そんなかたちの碑と
そこに記された この街で暮らしていたひとの 膨大な数の名前

DSC05599_01.jpg
交差点の角には なぎ倒された根っこだけが錆びついていましたが

DSC05600_01.jpg
東に5m伸び,2m沈んだという地面を再測量し始めているようでした。

DSC05603.jpg
住宅は土台ごと根こそぎなくなっていて,その区画を残すのみ。
がれきは撤去され終わっていますが,側溝に残る茶碗のかけらなどに
そこにいたひとびとの暮らしを思うのでした。

DSC05604.jpg
海岸に出ると,福島県からずっと伸びているという新しい防波堤。

DSC05605.jpg
岩手県へとずっと続くのだそうです。

私たちも含めてたくさんの人が県外からここへ訪れていました。
観光旅行の一環なのか,
お酒が入っていい気分になっている団体「客」もいて

どうしてこの地でそんな風に笑えるんだろう とその時は思いましたが
どんな形であれ,この地を訪れて 
この地で起こったことをその目で見ることが大事 なのだと

DSC05609.jpg

そしてこの日 現役当時お世話になった先輩が
長い闘いの末 天に召されていました・・・

喪失感を深く抱え こころが平坦に戻るまで時間がかかりましたが
生かされている意味を問いつつ 
「これから」を生きていこうと あらためて思うのでした。

よろしかったらぽちっとな☆φ(・_・)
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secret

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>拍手コメさま。

拍手コメへの返信こちらからいたします^^

このあと実は,山形~鶴岡を経由して秋田市へ戻りました・・・
走行距離640kmを給油なしで走ってくれたスバル君,いい子です。
しばらく乗らなくてもいーです(笑)
  • | 2014.10/28.Tue
  • | 08:04
  • | あねっちゃ
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代替画像

No title

次男君の感想はいかがでしたか? 凄い体験になったことでしょう。
うちの子たちも、15歳になって ようやく4年ぶりの「じいじの家」に
虫の死骸や鼠の糞だらけだから゜土足のままで"と言っても 「じいじに申し訳ないから」と 脱いでました。
犬猫はもちろん、白骨化した牛を 実際に見て、半年ほど 従順でした

「ちょっと、あの時の謙虚さはどうした?!」やれやれです

半分、当事者でも こうなのに あねっちや様、素晴らしいです
我がことのように忘れず 語り継いでくださるなんて 感謝です!

代替画像

>ゆっこ さま。

いつもならば「早く行こうよ」と次の行き先を急かすチビですが,
石巻と閖上でだけは黙って私のそばにいました。
いつもと違う母親の様子を感じ取ってくれたのでしょう。

>我がことのように

そうですね・・・
私も あそこで酔っぱらって爆笑していた観光客と同類なのかもしれません。
でも今回は,見てきて,感じたことを,せめてこういう形で残すことが
せめてもの務めなのかと思っています。
そして,ゆっこさまのご実家の様子が目に浮かび,
「それまでそこに確かに在った暮らし」がどんなにすばらしいものだったかを思うと胸が詰まるのです。

直接的に大きな被害を受けなかった土地に暮らしていますが,
あの日起こったことは,心身が忘れることはありません。
このカテゴリについては,これからも何度でも書きますし,書いていこうと思います。
  • | 2014.10/29.Wed
  • | 17:48
  • | あねっちゃ
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