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あねっちゃ

Author:あねっちゃ
20ン年の共働き生活を休止し,専業主婦デビュー。
潜伏4年を経て,再就職トレ開始。
ゆるゆるな日常をゆるゆると書いております。
佐藤竹善・SING LIKE TALKINGファン歴25年。
2010年にMEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)を受けました。それについてのモロモロは,旧ブログのフリーページに置いてありますので,リンクからどうぞ☆
写真はクリックで大きくなったりならなかったり。

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両親との山形旅行 2008。

秋の鉄旅行の日記で,私の両親との山形旅行について触れました。
ふと,当時の写真を見たくなって,5年前のSDカードを開いてみました。
デジカメを使い始めのころで,日付入りなのがご愛嬌です。


なかなか実現しなかった,両親を伴っての一泊旅行。
秋田駅まで電車で来てもらい,ワンボックスカーをレンタルしての旅でした。

行先は山形蔵王。
このとき,母が初めて「杖」を持って駅の改札を出てきたことに,
軽いショックを受けたのをよく覚えています。
昔から強い腰痛はあったのですが,さらに膝も痛くなり始めていたのでした。

チビ小学1年生,兄ちゃん中学2年生。二人とも幼い。

IMG_0282.jpg
蔵王ロープウエイからの紅葉と,はっきり見えた出羽三山は絶景でした。
感動の声をあげる両親に,一緒に来てよかった・・・と。
眼下に広がる山形の街に,この5年後,兄ちゃんがひとりで住むことになるとは。

IMG_0267.jpg
蔵王山頂には遊歩道があり,蔵王地蔵尊が鎮座なさっています。
この日は,眼下に仙台市の街並みと遥か太平洋が見渡せるほどの好天。
母は手を合わせ,ずっとお地蔵さまに祈りを捧げていました。

あとから「何を祈っていたの?」と尋ねる機会があり,母の答えは,
「亡くしたあの子が,幸せでありますように。って。」というものでした。
50年近くを経ても,「あの子」のことは,母の胸を離れることがないのです。

「あの子は戸籍に載ってないのかしら。載せられないのかしら・・・」と私につぶやく母に,
「出生届をしていないからね・・・」と,答えるどうしようもなさが悲しかったです。

月満ちて胎内を出たのに,この世の大気を吸うことなく,
きれいな子だったとしか告げられず,墓標も無しに葬られたあの子。

出産寸前に,臍帯がねじれて心音が途切れた兄ちゃん。
あまりの巨大さに,子宮破裂を回避するため2週早く出産したチビ。

昔であれば,確実に助からなかったであろう,わたしの子どもたち。
現代医学の力で助けてもらった孫たちを愛でる母の心を,
そのときあらためて知りました。

IMG_0286.jpg
両親といっしょに眺めた,高さ112mにものぼる,月山湖の大噴水。

抱くことすら許されなかった小さな命から,きっと見守られているはず。
二人の笑顔が,いつまでも続いてほしいと,写真を見つめています。

よろしかったらぽちっとな☆φ(ー人ー)
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コメントの投稿

secret

代替画像

はじめまして。

毎日平日は欠かさずチェックさせて頂いてます。
いつも楽しい記事をありがとうございます。

はじめてコメントさせて頂いたのは、実は私にも
4つ違いの弟がいるはずでした…
今では絶対にたたかれるであろう「医療ミス」により
弟は病院を出ることを許されず、約1か月後に旅立ちました。

毎朝何の気なしに仏壇に手を合わせていましたが、
結婚して自分でも子供を産み、育て、はじめて、
子供を失う親の辛さと、悲しみの深さに気付きました。
母は、あれからもう何十年も経つのに
その悲しみにずっと耐えてきたんだな、と…

重くなってスミマセン!
あねっちゃさんとは恐らくそう歳は違わないのですが
私の場合結婚が遅かったので、まだ子供は6歳と3歳。
同級生にとっては、孫みたいな年で…お恥ずかしい限り…

また遊びに来ますね!
  • | 2013.10/31.Thu
  • | 12:39
  • | ままはな
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代替画像

>ままはな さま。

いつもご覧くださり,ありがとうございます(*^人^*)
私も時折おじゃましておりました☆

母は,初めて出産した「あの子」のことを,
私たち姉妹が物心つく前からずっと話していました。
ひとは当たり前に生まれてくると思われているけれど,決してそうではない。
命は奇跡の積み重ねで,ここに存在するのだと伝えたかったのだと思います。

齢七十を過ぎた母の姿を思うとき,蔵王の山頂で祈る姿が目に焼き付いています。
今回,少し重たい内容ではありましたが,母の思いを残したくて書きました。
きっと,ままはなさんのお母様も,同じ思いでおられることと思います。
大事な思いを私に伝えていただき,私も胸がいっぱいになりました。

子育ては,子の年齢に関係なくずーっとなんだなぁと思っています(ー▽ー)
小さいお子さんだと,その体力についていくのが大変かとお察ししますが,
「今」しか見ることのできないその無垢さ・屈託のなさを堪能なさってくださいませ♪
  • | 2013.10/31.Thu
  • | 21:08
  • | あねっちゃ
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