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経験したことのない豪雨。
8月9日金曜日。
秋田市は夜中にざっと雨が降ったものの,朝には道路も乾いて曇り空。 しかしテレビをつけると,地元の県北地方に向けて気象庁の会見。 「経験したことのない大雨。命を守る行動を。」 え。 秋田市は一滴も雨が降っていないのに,100kmほど離れた県北が, そんなことになっているなんて。 SNSを開いてみると, 地元の旧友がつぎつぎと大雨に襲われた街の写真を載せてきます。 見覚えのある風景が,大量の冠水で見たことのない景色に変わっていきました。 久しく氾濫したことのない市内中心部の川があふれ出す動画を載せた友。 腰まで水に浸かった駅前の写真を載せる友。 土砂崩れで,市外へ抜ける主要国道が寸断された情報がどんどん来ます。 ⇒大館市の様子 ⇒鹿角市の様子 ⇒岩手県内の様子も でも,同じ秋田県内なのに,ここには雨がぜんぜん降っていません。 地元の大惨事に接しても,どうして?なんで?という気持ちでいっぱいです。 比較的高台に建つ実家へ電話すると,出た父は「大丈夫だ。ハハハ」と他人事。 実家から少し下ったショッピングエリアは大洪水になっているのに, まったく危機感のない返答に,少しもやっとしたものを感じて。 県境の奥羽山脈にぶつかった雨雲は,仙岩峠をはさんでさらに大雨を降らせ, 秋田へ向かう秋田新幹線の代行輸送バスが,盛岡を出たところで雫石で水にはまり, バスにひっかかった乗用車の画像が,SNSで流れてきました。 NHKのニュースでも再三流れたその動画。 最後には乗用車が完全に水没したのですが,乗員をバスの人たちが助け, 雫石の道の駅では停電の中,温泉を開放し,食事を提供してくれたとのこと。 「こんなところで死ぬのはいやだ!」と叫ぶ子をなだめる母親や, バスの屋根に上がって救助を待つ事態に備え,乗客がカーテンをロープにしたことは, あとから知ったことでした。 そして,旧・田沢湖町の山間で起こった悲惨な土石流・・・ わずか半日で起こった,あまりの被害の甚大さ。 日本のどこかでこのような被害が起こっても他人事だったのですが, どこで起こってもおかしくないのだということに戦慄しています。 ![]() 新聞に載った,線路を残して一面冠水してしまった田圃。 このわずか二日前に,チビと電車でこの線路を通りました。 稲が実り,青々とさわめいていた美しい田園光景が,一変してしまい, 水の引いた後に待ち受ける事態に,言葉がみつかりません。 被害にあわれた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。 よろしかったらぽちっとな☆φ(;o;) ![]() にほんブログ村 |
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原発が爆発した時も
お父様と似た反応でしたよ。こっちはテレビやネットで焦っていて
ようやく電話が通じて「早く、秋田に疎開しろ」と叫んだら
「大袈裟だな、こっちは誰も焦ってないよ」と、セシウムと同じ方向の実家でまったりしてて、避難命令が10キロから20キロにかわって、後にホットスポット帰宅困難区域となる(役場が決めた)避難所に逃げ、爆発に遭った
ただちに命を守る行動を取っていたら、被曝もしないで済んだんだよね。
その間、マスゴミの いいかげんな報道。あの時は よほどネットの方が 早くて正確だった!
減災、毎日唱えないと忘れますね、人間って・・・明日は我が身
ようやく電話が通じて「早く、秋田に疎開しろ」と叫んだら
「大袈裟だな、こっちは誰も焦ってないよ」と、セシウムと同じ方向の実家でまったりしてて、避難命令が10キロから20キロにかわって、後にホットスポット帰宅困難区域となる(役場が決めた)避難所に逃げ、爆発に遭った

ただちに命を守る行動を取っていたら、被曝もしないで済んだんだよね。
その間、マスゴミの いいかげんな報道。あの時は よほどネットの方が 早くて正確だった!
減災、毎日唱えないと忘れますね、人間って・・・明日は我が身

>ゆっこ さま。
震災発生直後のマスコミ発表を思い出すと,今でも怒りに震える思いです・・・
ほんとうに悔しい限り。
「ほんとうなの?」と,津波が眼前に迫るまで避難しなかった方々,
見えない放射能情報が入らず,ただただ被ばくを余儀なくされた方々・・・
正確で,つつみ隠さない情報の必要性を,いつも強く感じます。
今回の実父の反応には,力が抜けました。
おおげさでも気象庁が発表した「経験のない」という表現は,
たとえ結果が「オオカミ少年」に終わったとしても,
気持ちの備えをするためには,続けてほしいと思います。
少しでも「減災」がかなうためにも。
ほんとうに悔しい限り。
「ほんとうなの?」と,津波が眼前に迫るまで避難しなかった方々,
見えない放射能情報が入らず,ただただ被ばくを余儀なくされた方々・・・
正確で,つつみ隠さない情報の必要性を,いつも強く感じます。
今回の実父の反応には,力が抜けました。
おおげさでも気象庁が発表した「経験のない」という表現は,
たとえ結果が「オオカミ少年」に終わったとしても,
気持ちの備えをするためには,続けてほしいと思います。
少しでも「減災」がかなうためにも。