絵手紙が来る。
![]() 3月のライオン,ようやく出た11巻だけは購入した。 このページは 何度も何度も 見てしまう。 ![]() これは,わたしたちだ。 捨男が向かっている先は「自由」という名の虚像。 50年間の積りにつもった我慢は 体内にためこまれ,大きな塊となって,取り去られてなお増え続けて 母の躰を喰い尽そうとしている。 もう間もなく「手を尽くさない」決断をしなければならない。 テレビを見ては,涙が出るほど大声で笑いあい 孫の活躍を画面で見せては,手を叩いて画面に向かって声援して 毎食をともにしては「すごいすごいすごい」と,手料理をほめてくれ 「美味しかったー」と,布団に小さく丸まって眠りにつく 新しい日々。 窓の外の広い視界を見渡し 「毎日しあわせだー」と 口にする母。 しあわせだ。 あれから一度も実家へは帰っていない。 父からは,週に二回は手紙が届く。 それは一瞥されるとすぐ文箱へとしまわれる。 ![]() どうやら 絵手紙を始めたらしい。 ![]() 郵便受けから部屋まで運ぶのが,正直,重い。 ![]() それなら もっと たいせつにしてくれればよかったのに。 よろしかったらぽちっとな☆φ(・ω・) ![]() にほんブログ村 |