湯飲み茶碗にコーヒーを淹れる。
![]() NHK朝ドラ「ごちそうさん」を見ながら, 「カフェオレも得意なんですブレンディ♪」にて一息ついておりました。 職場で使っていたたくさんのマグカップコレクションから,小ぶりのコレにて。 和江姉さんのイケズっぷりに,賛否両論あろうかと思いますが, お嫁入りなんて,あんなんが普通だったのではないでしょうか(ーoー) 同じ県内なのに,まったく言葉の通じない家に嫁いだ私も, まあ,いろーんなことがありました。 ぬか床ならぬ,飼い犬に話を聞いてもらっておりましたが・・・ 「イケズ」は就職した職場でもあったわけで。 高卒で入って,23年間勤めた元職場は「オンナノコ」には辛い世界でした。 最初の仕事は,始業前・10時・お昼・午後3時のお茶出し。 朝は煎茶。 昼は番茶。 10時と3時はコーヒー。 20個ほど並んだ湯飲み茶椀に,インスタントコーヒー・砂糖・クリームパウダー投入。 まずそれぞれのお茶碗を覚えねばなりません。 それから各人の好みに合わせて淹れるのですが, 和江姉さん(仮名)が一度だけ教えてくれ「あとはやってね~」(ToT)ええ~~ 分量を間違えても,笑って許してくれる人ばかりではなく・・・ ブラック派の人に砂糖入りを出すと苦い顔されたり(>_<)その逆もあり。 仕事中でも,お茶の時間に和江姉さんが支度しだすと駆けつけねばなりません。 たくさんお茶碗が乗ったお盆を持って,慎重に事務室内を回ったものでした。 終業時にも,一日のシメをしつつも,和江姉さんが茶碗洗いをし始めると焦って駆けつけ。 男性には課せられないこの仕事に,毎日溜息でした。 それは,転勤で回った各地の職場でも同じ光景。 湯飲み茶碗に入ったコーヒーを当たり前に飲む,男性社員。 月日は流れ・・・ 職場の大規模リストラが進み,デスクでお茶を飲みながら仕事をするなどけしからん!となり, お茶は給湯室で,各自がひっそり立ち飲みすることになりました。 あーやれやれ( ̄д ̄)=3 もう,お茶入れも茶碗洗いもしなくていいぜ★と積年の肩の荷が下りました。 ところが,同じオフィスビルに入っていたほかの会社。 平成の御代になっても,一日4回のお茶出し習慣が撤廃されていないようで。 3か月更新で入れ替わる,若くて可愛いアルバイトのお姉さんが, お茶を淹れる前に茶碗を洗いに,一日に何度も共同給湯室を往復していました。 6時間パートとして・・・お姉さん,お茶以外のお仕事はナニやってたんだろう。 廊下を往復する姿を室内から見るにつけ,昭和的男尊女卑感がフツフツでした。 その会社の外向きの理念は「男女平等」だっただけに残念。 あのお姉さんたち,いまもお茶碗を毎度洗ってるのかなぁ・・・ ![]() 社会人生活を始めた街の駅。 ここを離れて久しいですが,働き始めた時のことは今も忘れません。 よろしかったらぽちっとな☆φ(^o^) ![]() にほんブログ村 |