父からメール。
着信音をオフにしていた携帯の,着信ランプが点滅していました。
誰かと思ったら,実家の父。 タイトルは「訃報」。 元職場の出入りのI先生が亡くなったという知らせ。 享年54歳・・・ いまは「オトナの事情」で,行われていませんが, 昔は,先生達といろんな勉強会があり,その後の懇親会もよく行われていました。 I先生が事務所を開いたのと,私が就職したのがほぼ同じくらい。 ほかの先生達は,かなりご年配で地元の名士が多い中, いちばん若手のI先生は,すらりとした長身,端正なのにユーモア満点の明るい方で, 職場の若手でも構えることなく,ざっくばらんにお話しのできる雰囲気でした。 法解釈の違いについて,議論したりしたものです。 数年をともに過ごし,その後私が転勤・退職したので, それ以来仕事でご一緒することはなかったのですが, 「やっかいな病に侵されている」と数年前自ら公表し,驚きました。 かなり体調が悪くなった昨年秋頃から,同業の後任者を探し, 昨年末で廃業すると,同業の先生達へ病身を押して挨拶に回っていたと聞いてはいたのですが。 お子さん達を遺していかれるのは,本当に心残りだったことでしょう。 つらい闘病生活のなかでも,必ず一日一回は事務所に顔を出していたそうです。 仕事でもまだまだこれから,というときに,惜しい方を失くしました。 もう痛みや苦しみから解放されて,天国で安らいでいることでしょう。 I先生のご冥福をお祈りいたします。 |